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草壁シトヒ
くさかべしとひ
<趣味・得意分野>
アニメ:Netflix, DMM TV, Disney+, アマプラでジャンル問わず視聴。最近は韓流ドラマに帰着。

ゲーム:時間泥棒なRPGが大好物。最新作より、レトロなドット絵に惹かれる懐古厨。

マンガ:ジャンル問わず読みますが、バトル系と感動系が特に好き。泣けるシーンはすぐに語りたくなるタイプ。

歴代コミックマーケット一覧– 参加者数・歴史・会場の変遷 –

日本のオタクカルチャーを象徴する世界最大級の同人誌即売会、コミックマーケット。私が長年このイベントを見守り続けてきた中で、その規模や形態は時代とともに大きく変化してきました。

本記事では、1975年の初開催から2025年の最新回までの歴史、参加者数の推移、そして会場の変遷を網羅的に解説します。

コミックマーケットの歴史と変遷|黎明期から巨大イベントへ

コミックマーケットの歴史は、単なるイベントの拡大だけでなく、表現の自由を求めるクリエイターたちの戦いの歴史でもあります。私が資料を精査して改めて感じたのは、運営と参加者が一体となって作り上げてきた「場の力」の凄まじさです。ここでは、その始まりから現在の会場に至るまでの流れを解説します。

1975年の誕生から晴海・幕張時代|伝説の始まり

コミックマーケットは1975年12月、日本消防会館の会議室でひっそりと産声を上げました。当時の参加サークル数はわずか32、参加者数は約700人という小規模なものでしたが、ここから全ての伝説が始まったといえます。私が注目したのは、この初期段階ですでに「自分たちの表現の場は自分たちで作る」という理念が確立されていた点です。

その後、会場は板橋産業連合会館や川崎市民プラザなどを転々としながら、徐々に規模を拡大していきました。特に晴海(東京国際見本市会場)での開催期間は、運営システムの基礎が築かれた重要な時期です。1991年には幕張メッセへの移転が行われましたが、様々な事情により再び晴海へ戻るなど、会場確保には常に苦労が伴いました。

東京ビッグサイトへの移転と定着|現在の基盤ができるまで

1996年夏のC50から、会場は現在の有明・東京ビッグサイトへと移されました。この移転こそが、コミケを数十万人規模の超巨大イベントへと押し上げる最大の転機だったといえます。私が当時の記録を見て驚かされるのは、広大な会場を得たことによる参加者数の爆発的な増加率です。

2010年代に入ると、企業ブースの充実やコスプレエリアの拡大が進み、複合的なエンターテインメントとしての側面が強まりました。C92からC95にかけては、3日間開催で延べ50万人以上を安定して動員しており、日本の夏と冬の風物詩として完全に定着しました。私が現場で感じる熱気も、この頃にはすでに社会現象レベルに達していたと記憶しています。

激動の2019年から現在まで|コロナ禍と復活の軌跡

2019年以降のコミケは、オリンピックによる会場問題やパンデミックの影響を受け、かつてない激動の時代を迎えました。私がこの期間の記録を整理していて痛感するのは、失われたものの大きさと、そこから立ち上がるコミュニティの強さです。ここでは、記録的な盛り上がりから中止、そして再開への道のりを詳しく見ていきます。

2019年の4日間開催|史上最多75万人を記録した伝説

2020年東京オリンピックの準備に伴い、東展示棟が使えなくなるという事態が発生しました。これに対応するため、C96とC97では史上初の4日間開催という大胆な策が講じられました。私が取材した中でも、この時期の熱量は過去最高レベルに達していました。

リストバンド制の導入と運営の試み

会場が分散し期間が延びたことで、運営側は有料リストバンド制の導入に踏み切りました。これは参加者の安全管理と会場費用の捻出を目的としたものでしたが、結果的にスムーズな入場の助けとなりました。私が実際に参加して感じたのは、新しいシステムに対する参加者たちの適応力の高さです。

オリンピック前夜の熱狂的な盛り上がり

C97では4日間で累計75万人という、コミケ史上最多の動員記録を樹立しました。1日平均でも約19万人が来場しており、単独イベントとしては世界屈指の規模です。私が思うに、この記録は「自由に入場できた時代のコミケ」が到達した一つの頂点であり、歴史的なマイルストーンといえます。

史上初の中止とエアコミケ|クリエイターたちの絆

しかし、その直後の2020年、新型コロナウイルスの世界的な流行がコミケを襲いました。C98の中止は、45年の歴史の中で初めての出来事であり、多くの関係者に衝撃を与えました。私が当時目にしたのは、行き場を失った情熱をインターネット上で昇華させようとする人々の姿です。

C98開催中止の衝撃と対応

2020年5月に予定されていたC98の中止決定は、カタログ印刷が進んでいた段階での苦渋の決断でした。同人印刷所や書店などの関連産業は甚大な打撃を受けましたが、業界全体で支え合う動きが見られました。私が感銘を受けたのは、多くのファンが「幻のカタログ」を購入して運営を支援したことです。

オンラインで繋がったエアコミケの功績

物理的な開催ができない中、SNS上で行われた「エアコミケ」は画期的な試みでした。本来の開催日に合わせて作品を発表し合うこの動きは、コミュニティの断絶を防ぐ大きな役割を果たしました。私がネット上で見た盛り上がりは、物理的な場所がなくともコミケの精神は生き続けることを証明していました。

復活と新しい日常|C99からC106への道のり

2021年冬のC99から、コミケは厳しい入場制限を設けた上で再開されました。かつてのような自由な入場はできなくなりましたが、チケット制や検温などの対策を徹底することで開催を実現しました。私が現場に戻ったときに感じたのは、以前とは違う静けさの中にある、確かな情熱と喜びです。

入場制限下の開催とチケット制の定着

再開当初は1日あたりの人数を数万人に絞っていましたが、徐々に上限が緩和されていきました。現在ではチケット制による時間差入場が定着し、以前のような長時間の待機列問題は解消されつつあります。私が実際に利用してみると、以前よりも快適に買い周りができるというメリットも感じられました。

インバウンド回復と最新の参加者動向

2025年夏のC106では、海外からの参加者が目に見えて増加しました。会場内には国際対応デスクが設置され、71カ国からの来場者が確認されています。私が会場ですれ違った人々の多国籍さは、コミケがグローバルなイベントとして完全復活したことを物語っています。

歴代コミックマーケット開催データまとめ

ここでは、過去の主要な開催データを年代別に整理しました。数字の推移を見ることで、コミケの成長と変化が一目瞭然となります。私が特に重要だと考えるターニングポイントを中心に抽出しています。

1970年代〜1990年代|規模拡大の歴史

開催回年月会場サークル数備考
C11975年12月日本消防会館32全ての始まり。参加者約700名
C211982年8月晴海新館2,5002日間開催が定着
C401991年8月幕張メッセ13,0003日間開催の試み。幕張追放事件へ
C501996年8月東京ビッグサイト19,000ビッグサイト初開催。記念すべき回
C561999年8月東京ビッグサイト28,000夏コミ・冬コミ共にビッグサイト定着

この時期は会場確保に奔走しながらも、サークル数が桁違いに増えていった成長期です。私が資料を見る限り、運営体制の試行錯誤が最も激しかった時代だといえます。

2000年代〜2010年代|50万人規模への成長

開催回年月来場者
C662004年8月
3日間
51万人初の50万人突破
C762009年8月
3日間
56万人過去最高レベルの混雑
C842013年8月
3日間
59万人記録的な猛暑と動員
C85
C86
C87
C88
C89
C90
C912016年12月
29日~31日
55万人C91の開催概要
C922017年8月
11日~13日
50万人C92の開催概要
C932017年12月
29日~31日
55万人C93の開催概要
C942018年8月
10日~12日
53万人C94の開催概要
C952018年12月
3日間
57万人C95の開催概要
C962019年8月
4日間
73万人C96の開催概要
C972019年12月
4日間
75万人C97の開催概要

2000年代以降は50万人超えが当たり前となり、社会インフラとしての側面も持つようになりました。私が振り返るに、この時期のコミケはまさに「聖地」としての地位を盤石にした時代です。

2020年代〜2025年|波乱と再生の記録

開催回年月来場者
C982020年5月中止C98は初の中止
C992021年12月
2日間
11万人C99の開催概要
C1002022年8月
2日間
17万人C100の開催概要
C1012022年12月
2日間
18万人C101の開催概要
C1022023年8月
2日間
26万人C102の開催概要
C1032023年12月
2日間
27万人C103の開催概要
C1042024年8月
11日〜12日
26万人C104の開催概要
C1052024年12月
29日〜30日
30万人C105の開催概要
C1062025年8月
16日〜17日
25万人C106の開催概要
C1072025年12月
30日〜31日
30万人C107の開催概要
C1082026年8月
15日〜16日

C105で30万人まで回復しましたが、かつての75万人を目指すのではなく、適正規模での運営にシフトしています。私が分析するに、これは「量より質」を重視した持続可能な新しいコミケの形です。