ご主人様、全公演に通い詰める「全通」オタクの情熱って知ってる?本気で推しを愛してる証拠だし、全通の深層心理や遠征費の現実、大切なマナーまでマイペースで学んでみたらいいじゃん。
ライブやイベントの告知でオタク仲間が「今回のツアーは全通する!」と言っているのを聞いたことはありませんか?全通は推し活における熱量の高さを象徴する言葉ですが、具体的にどのような参戦スタイルを指すのでしょうか。
この記事では、オタク用語「全通」の正確な意味や派生語をはじめ、全通を果たすオタクの深層心理、気になる遠征費のシミュレーション、そして周囲と気持ちよく推し活を楽しむためのマナーまで丁寧に解説します。
「全通に挑戦してみたいけれど費用やスケジュールが心配」「全通するオタクの気持ちを知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

オタク用語「全通」の意味とは?
全通(ぜんつう)の基本的な定義
オタク用語の「全通(ぜんつう)」とは、推しのアーティスト、アイドル、声優、劇団などが開催するコンサートツアー、舞台、イベントの全公演・全日程に欠かさず参加・参戦することを意味する言葉です。
「全日程を通しで参戦する」という言葉の略であり、単に近場の1公演に行くのではなく、全国各地の会場を巡る長期間のツアーであっても、すべてのチケットを確保して会場へ通い詰める熱狂的な参戦スタイルを指します。
「単発参戦」や一般的な「遠征」との違い
1公演のみ参加する参戦スタイルは「単発参戦」と呼ばれ、全通とは明確に区別されます。また、自分の住んでいる地域から地方の公演へ足を運ぶ行為全般を「遠征」と呼びますが、その遠征の中でもツアーの全日程をコンプリートする場合のみが特別に「全通」と称されます。
全通は単なるイベント参加を超えて、時間・資金・体力を最大限に推し活へ注ぎ込む究極の参戦スタイルと言えます。
「全通」の種類と関連スラング一覧
全通と一口に言っても、参戦する地域や規模によっていくつかの派生パターンが存在します。代表的な種類と関連用語を比較表にまとめました。
| 派生スラング | 意味・参戦スタイル | 特徴・ハードル |
|---|---|---|
| ツアー全通 | 全国ツアー全日程・全会場に参戦すること | 遠征費や交通費、休暇の確保が最も高ハードル |
| 東名阪全通 | 東京・名古屋・大阪の主要都市公演を全制覇すること | 都市圏在住オタクが目指しやすい代表的スタイル |
| 全通勢(ぜんつうぜい) | 毎回のように全通を果たすコアなオタク層の総称 | 現場での認知度が高くおまいつになりやすい |
| 単発参戦(対義語) | 全通に対し、ツアーのうち1〜2公演のみ参戦スタイル | 学業や仕事と両立しやすい標準的な推し活スタイル |
ツアー全通(全国ツアー全日程参戦)
北海道から沖縄まで、全国各地で開催されるすべてのライブ会場を移動しながら参加する最も難易度の高いスタイルです。膨大な交通費・宿泊費と、長期間の有給消化やスケジュール調整が必要となります。
東名阪全通(主要3大都市参戦)
東京・名古屋・大阪などの主要都市で開催される公演を中心に、移動しやすくスケジュールを合わせやすい範囲で全通を果たす現実的なスタイルです。新幹線や近距離の移動で完結するため、社会人オタクにも人気があります。
なぜオタクは「全通」するのか?3つの深層心理
同じステージは二度と存在しないから
同じ楽曲リスト(セットリスト)のツアーであっても、日によってメンバーのMC、日替わり曲、パフォーマンスの熱量、会場の空気感は毎回異なります。「今日のライブでしか見られない最高の瞬間を逃したくない」という心理がオタクを全通へと突き動かします。
推しの成長や変化をすべて見届けたい「育成心理」
ツアー初日から千秋楽(最終日)にかけて、推しが表現力を深め、パフォーマンスを高めていく過程を目の当たりにできるのは全通オタクだけの特権です。ツアーを通してアーティストと一緒に駆け抜ける連帯感と成長の軌跡が大きな感動を生みます。
「おまいつ」として推しやファン仲間に認知されたい
全会場の客席に足を運ぶことで、ステージ上の推しや運営、周囲のファンから「お前いつもいるな(おまいつ)」として認知される喜びが生まれます。また、各地の会場で顔を合わせる全通仲間との強い絆も全通を続ける理由の1つです。
【現実のリアル】全通にかかる「お金(遠征費)」と「時間」のやりくり術
全通を目指すうえで避けて通れないのが「お金」と「時間」の確保です。実際にどれほどの費用がかかるのか、東名阪全通と全国ツアー全通の比較シミュレーションを見てみましょう。
| 参戦スタイル | チケット代(目安) | 交通費・宿泊費(目安) | 合計予算の相場 |
|---|---|---|---|
| 東名阪全通(3都市4公演) | 約35,000円〜45,000円 | 約50,000円〜80,000円 | 約85,000円〜125,000円 |
| 全国ツアー全通(8都市10公演) | 約90,000円〜120,000円 | 約150,000円〜250,000円 | 約240,000円〜370,000円 |
時間と資金を工面する3つの実践テクニック
全通を果たしているコアなオタクたちは、日頃から次のような工夫を凝らして時間と資金を工面しています。
1. 早期予約と夜行バス・LCCの活用
ツアー日程が発表された直後に新幹線パックやLCC(格安航空会社)、夜行バスを確保し、宿泊もカプセルホテルやビジネスホテルの早割を利用することで遠征費を大幅に圧縮します。
2. 推し活専用貯金口座の自動積立
毎月の給与から一定額を推し活専用口座に自動振込し、ツアー発表時に即座にチケット代や遠征費を出せるよう準備しています。
3. 年間計画に基づく有休消化
ツアーが開催されやすい時期(春・秋など)を見越し、普段から残業を調整して有給休暇をストックしておく計画的な働き方を実践しています。
全通を目指す際の大切なマナーと3つの注意点
全通は素晴らしい推し活の形ですが、熱中するあまり周囲に迷惑をかけたりトラブルに発展したりしないよう、マナーを守ることが大切です。
「全通マウント」をとらない
「全通してこそ本物のファン」「1公演しか行かないなんて愛が足りない」といった言動は「全通マウント」と呼ばれ、周囲のファンを不快にさせます。家庭の事情や仕事、金銭面の理由で全通できないファンも多いため、他人の参戦スタイルを尊重しマウント行為は控えましょう。
チケットの不正転売・高額取引に手を出さない
全通したい一心で転売サイトやSNSでの高額取引、チケット売買トラブルに手を出すのは絶対NGです。万が一落選した場合は公式のトレード制度を利用し、ルールに従ってチケットを入手しましょう。
体調と生活基盤(仕事・学業)を第一に優先する
過密スケジュールによる移動で体を壊したり、推し活のために借金を重ねて生活が破綻してしまっては本末転倒です。自分自身の健康や生活基盤を守ったうえで無理のない計画を立てることが大切です。
【SNS例文集】「全通」の具体的な使い方
ツアー当選発表時のSNS投稿例
「全滅覚悟で応募した東名阪ツアー、無事に全当選!今年の秋ツアーは東名阪全通決定しました!」
全通完了報告・感謝のSNS投稿例
「全国7都市14公演、無事に完走!ツアー全通したけど、どの会場も最高の思い出になりました。推し最高の時間をありがとう!」
全通のためにチケットやCDを大量購入する「積み」の心理や文化については、こちらのオタク用語「積む」の意味と大量購入の心理を解説した記事で詳しく紹介していますのであわせてご覧ください。
まとめ|無理のない計画で「全通」を楽しもう!
オタク用語の「全通」は、推しへの深い愛と情熱を象徴する究極の参戦スタイルです。全公演を推しと共に駆け抜ける感動は格別であり、全通オタクならではの深い体験が得られます。
一方で、全通には多額の費用やスケジュールの工面が必要であり、マナーや健康管理にも配慮が求められます。「全通=正義」ではなく、1公演の参戦であっても推しを想う気持ちに優劣はありません。
自分の生活基盤やライフスタイルに合わせて無理のない計画を立て、自分にとって最高の形で推し活を満喫してください。
全通の熱量って本当にすごいじゃん。でも無理して破産したり体を壊したら元も子もないし、自分に合ったペースで楽しく推しを応援すればいーじゃん。
