鏡を見るたびに顔の長さや余白が気になり、もっと可愛らしい印象になりたいと悩むことはありませんか。私が多くのトレンドメイクを研究する中で、最も顔の印象を劇的に変えると確信したのが「バブみメイク」です。
このメイク法は、単に若作りをするのではなく、赤ちゃんの持つ愛らしさや無防備さを理論的に顔立ちへ落とし込みます。特にチークとアイシャドウの入れ方を工夫することで、中顔面を驚くほど短く見せる効果があります。今回は、誰でも簡単に再現できるバブみメイクの全工程を詳しく解説します。
バブみメイクの正体|赤ちゃん級の愛らしさを手に入れる
バブみメイクとは、その名の通り赤ちゃん(Baby)のようなピュアな質感を演出するメイク方法です。私がこのメイクに注目した理由は、見る人の「守ってあげたい」という庇護欲を強烈に刺激する点にあります。
守ってあげたくなる顔の黄金比
バブみメイクの核となるのは、幼児特有の顔立ちである「ベビースキーマ」の再現です。人間の脳は、丸い輪郭、顔の下半分に集まったパーツ、上気したような血色を見ると、本能的に可愛いと感じます。
大人の顔はどうしても骨格が成長して面長になりがちですが、メイクで重心を下げることで幼い印象を作れます。私が特に重要視しているのは、肌の質感と血色の位置です。作為的な強さを消し、生まれたてのような透明感と、内側から滲み出るようなポッとした赤みを演出します。
純欲メイクや白湯メイクとの決定的な違い
近年のトレンドである「純欲メイク」や「白湯メイク」と混同されがちですが、目指すゴールは明確に異なります。私が分析したそれぞれの特徴を以下の表にまとめました。
| メイクの種類 | コンセプト | 色彩の特徴 | 質感 |
|---|---|---|---|
| バブみ | 幼児性、無垢、庇護欲 | ミルキーピンク、ラベンダー | セミマット、マシュマロ肌 |
| 純欲 | 少女のあどけなさ+色気 | 彩度の高い赤、ベリー系 | ツヤ肌、ラメ多用 |
| 白湯 | 飾らない自然体 | ベージュ、ミュートトーン | ナチュラル、引き算 |
バブみメイクは、大人っぽさや色気を排除し、徹底して「ピュアさ」を追求します。彩度を抑えた白みのあるカラーを使うことが、このメイクを成功させる最大のポイントです。
中顔面短縮の要|バブみチークの絶対ルール
バブみメイクにおいて、チークは顔の余白を埋めるための最重要アイテムです。私がこれまで試した中で、チークの位置と色を変えるだけで、顔の縦幅がキュッと縮まって見える効果は絶大でした。
白みピンクがマスト|肌に溶け込む色の選び方
バブみチーク選びで絶対に外せないのが「白み(White Pigment)」を含んだミルキーな色味です。透明感のあるクリアな色ではなく、少し白が混ざった不透明なパステルカラーを選びます。白っぽい色は膨張色としての性質を持つため、頬をふっくらと見せ、赤ちゃんのモチモチした肌感を再現します。
パーソナルカラーに合わせて選ぶと、より自然なバブみ肌になれます。
- イエベ春:ミルキーコーラル、ピーチピンク
- ブルベ夏:ペールラベンダー、ベビーピンク
- イエベ秋:サーモンベージュ、ミルキーアプリコット
- ブルベ冬:アイシーピンク、ペールオーキッド
目の下ギリギリを攻める|基本の横長楕円テクニック
チークを入れる位置は、通常のメイクよりもかなり高め、目のすぐ下が正解です。私が推奨するのは、目の下から指1本分空けた位置を始点にし、真横に向かって楕円形に広げる方法です。
頬骨の位置を無視して高い位置に色を乗せることで、視覚的な重心が上がりそうに思えますが、実は目の下の余白が埋まるため中顔面が短縮されます。小鼻よりも下に色を広げないように注意します。色が下がると顔がたるんで見え、老け見えの原因になります。
失敗知らずのブラシワーク
濃くつきすぎると「おてもやん」になってしまうため、大きめのブラシを使ってふんわりと乗せます。私が実践しているコツは、一度手の甲で粉を払ってから肌に乗せることです。
もし濃くなりすぎた場合は、何もついていないフェイスブラシで境界線をぼかすか、上からラベンダー色のパウダーを重ねます。これで発色がマイルドになり、肌の内側から発光しているような自然な仕上がりになります。
鼻先と顎にもオン|あざとさを底上げする応用術
頬だけでなく、顔の他のパーツにもチークを乗せることで、あざとさと統一感が生まれます。左右のチークを鼻筋を通して繋げる「Wチーク」や、ブラシに残った粉を鼻先にちょこんと乗せる「鼻チーク」が効果的です。
鼻や耳たぶ、顎先がほんのり赤いと、泣いた後や寒暖差による生理現象を連想させます。これが「守ってあげたい」という心理トリガーを引くのです。
統一感を生むバランス調整
顔全体が赤ら顔にならないよう、バランスを見ることが大切です。私が気をつけているのは、あくまで頬が主役であり、鼻や顎は「おまけ」程度の薄さに留めることです。
鼻先へのチークは、人中の長さを強調してしまうリスクもあるため、鏡で全体のバランスを確認しながら慎重に乗せます。顔の中心部に血色を集めることで、求心的な顔立ちになり、より幼い印象を強化できます。
視線を集める|下重心アイメイクと涙袋の魔法
目元のメイクは「下重心」を徹底することが、バブみ顔への近道です。私が提案するのは、上瞼のメイクを極限まで薄くし、下瞼と涙袋に全精力を注ぐ「逆転の発想」によるメイク法です。
上瞼は引き算|抜け感を作るマットシャドウ
上瞼に濃いグラデーションを作ると、どうしても大人びた印象になってしまいます。バブみメイクでは、上瞼は肌馴染みの良いマットな単色カラーで仕上げます。
ベージュやミルクティーカラーをアイホール全体に広げ、締め色は使いません。私がメイクする際は、目のキワに濃い色を入れないことで、二重幅を広く見せ、ピュアな眼差しを作っています。物足りない場合は、淡いブラウンで極細のラインを引く程度に留めます。
涙袋は作れる|ぷっくり感を偽造する4つの工程
涙袋は、中顔面を短縮し、笑顔の愛らしさを演出する最強のパーツです。元々涙袋がない人でも、メイクで「あるように見せる」ことは十分にできます。
コンシーラーと影色の二刀流
下瞼の黒目の下を中心に、肌より明るいコンシーラーを塗って物理的な立体感を出します。その下に、涙袋専用の薄い影色ライナーで影を描きます。私がこだわっているのは、影の線を黒目の下だけ少し濃くし、目尻に向かってフェードアウトさせることです。これで自然なぷっくり感が生まれます。
瞳うるうる|ラメとグリッターの点置き
仕上げに、黒目の真下にだけ大粒のラメやグリッターを点置きします。光を反射して瞳が潤んで見え、泣き腫らしたような儚さを演出できます。
全体にラメを広げると派手になりすぎるため、あくまで「点」で置くのがコツです。瞬きをするたびにキラリと光る目元は、相手の視線を釘付けにします。
タレ目形成|三角ゾーンで優しさをプラス
目尻の三角ゾーン(下瞼の目尻側と粘膜の隙間)を埋めることで、目の重心を下げてタレ目に見せます。私が愛用しているのは、赤みのあるブラウンやローズ系のシャドウです。
アイラインの延長線と平行になるように影を入れると、目の縦幅が拡張されたように見えます。これにより、目から口までの距離が相対的に短くなり、バブみ顔のバランスが整います。
仕上げのリップとバランス調整
チークと目元で作り上げたバブみを、リップメイクで完璧なものにします。唇の形と色を調整することで、顔全体の完成度が大きく変わります。
粘膜カラーで作るぷるぷるオーバーリップ
リップカラーは、唇の内側の粘膜に近い「粘膜カラー」を選びます。ピーチピンクやピンクベージュなど、肌馴染みが良く、血色感のある色がベストです。
私が実践しているテクニックは、上唇の山を本来の輪郭より1〜2mmオーバーに描くことです。上唇を上に拡張することで、鼻の下(人中)が短く見え、より幼児的な顔立ちに近づきます。「むっちり」とした質感のティントやプランパーを使い、ボリューム感を出すのも忘れません。
失敗を防ぐための最終チェックリスト
全てのメイクが終わったら、必ず引きの鏡で顔全体を確認します。以下のポイントをチェックすることで、失敗を防げます。
- チークが濃すぎていないか、境界線は馴染んでいるか
- 涙袋の影がクマに見えていないか
- 顔と首の色が浮いていないか
- 全体のトーンが統一されているか
私が特に注意しているのは、引き算のバランスです。目元、チーク、リップの全てを主張しすぎると、厚化粧に見えてしまいます。全体のバランスを見ながら、足りない部分を補い、濃すぎる部分はぼかすという微調整を行います。
まとめ
バブみメイクは、コンプレックスを魅力に変え、自分自身を愛らしく演出する魔法のようなテクニックです。中顔面の短縮や重心の操作といった理論に基づいたメイク法なので、誰でも確実に顔の印象を変えられます。
大切なのは、自分の顔立ちやパーソナルカラーに合った色選びと、丁寧なぼかしの工程です。今回紹介したテクニックを一つずつ取り入れ、あなただけの最高のバブみ顔を見つけてください。鏡の中の自分がいつもより少し可愛く見えたら、毎日がもっと楽しくなるはずです。

